終太郎、お前だったのか。小学校の校歌になったのは。
■概要
LOVE終太郎を小学校の校歌にする。これはその記録である。
しかし私には小学校の校歌を作詞作曲する知識がないので、今回はChatGPIと自動作曲システムオルフェウスVer.3.21というサービスを使用する。
・ChatGPIは、OpenAIが2022年11月に公開したチャットサービス。質問を入力すると人間と遜色ないレベルの回答をするため、話題を呼んだ。
・自動作曲システムオルフェウスは、東京大学が開発した自動作曲システム。歌詞さえ入力すれば自動作曲し、そのうえ伴奏付きの合成音声で歌ってくれるという高機能AI。
彼らとともに、LOVE終太郎を小学校の校歌にしていく。
■ChatGPIに校歌の歌詞の作成を手伝ってもらう
まずはchatGPIに
「『LOVE終太郎小学校』の校歌を作ってください」
と指示して何点か作ってもらった。
ポジティブなキーワードを散りばめた小学校の校歌が作成された。
「愛」「未来」「歩む」「学ぶ」「みんなで一緒」などの前向きな言葉を使えば小学校の校歌になるだろうとAIが判断したのだろうか。
そこで、「愛」と「チャカ拾い」というワードを同時に指定することでChatGPIの出方を伺った。
愛とチャカ拾いを育て始めてしまった。
続いて作成していく。
なかなか良い仕上がりになってきた。
「そのときにはチャカ拾いも楽しい」は苦難を超えたカタルシスを感じるが、
これでは「チャカ拾い」自体は苦労でありそれ単体で喜びではありえない、というニュアンスを感じ、納得ができなかったため、続いて再作成していく。
そして出来上がったのがこれだ。
「そしてお楽しみのチャカ拾い」、食後のデザートのような表現である。
指定していない「スキャット」が入ってきた時点で勝負は決まっていた。
校歌の歌詞としてこちらを採用する。
■自動作曲オルフェウスに作曲をしてもらう
紙面の都合で詳細は省くが、オルフェウスに校歌の歌詞を入力し、作曲してもらった。
・オルフェウス上で聞く
https://www.orpheus-music.org/own.php?id=715000-xhTq
・Youtubeで聞く(非推奨・音質が悪い)
■.............こんなものなの!?
心の神崎美月が「こんなものなの!?」と叫んでくる。
美月さんの言うとおりだ。LOVE終太郎小学校の校歌がこんなものでいいはずがない。
神崎美月さん、ありがとう。
反省点を挙げると
・後半で嫌なノイズが入る
・曲に厚みがない
・2段落目、音程が低くて途中何を言ってるかわからない
・歌詞をもっとカオスにしたい
これらの反省点を鑑み、歌詞の再作成と、作曲面のカスタムを重ねた。
■a few month later.....
■完成
オルフェウス上で聞く
https://www.orpheus-music.org/own.php?id=719758-TQre
愛を胸に抱いて
歩んでいこう
LOVE終太郎小学校
ここが我々のホーム笑顔で迎え合う
みんなで一緒に過ごした
毎日歩いていた
もう見えないスペースシャトルおしゃべりしたり
スキャットしたり
石を食べたり
愛を分け合ったりそしてお楽しみの
チャカ拾い チャカ拾い
一緒に走り回って
たのしい時間を過ごす終太郎小学校
なにもないけどすべてある場所
この世にあってほしい幸せを
見つけて育てよう愛を胸に抱いて
墓を壊していこう
終太郎小学校
愛は天才の命
小学校の校歌にありがちな郷愁、自分の好きな曲の歌詞や愛にまつわる言葉をいれこみ
最強の小学校校歌を完成することが出来た。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
みんな健やかに長生きしてください。